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保険外診療を勧められましたがなぜ保険が利かないの?
虫歯がしみなくなったけど自然に治ったの?
寝たきりのおじいちゃんの歯が痛いのですが?
麻酔注射した翌日唇が腫れたのですが?
歯磨き粉って使わない方がよいと聞いたけど?
学校でフッ素のうがいをやっているが安全なの?
遊具にぶつかり前歯が抜けてしまったのですが。
むし歯が痛いのですが肩こりから来ているのでしょうか?
妊娠したらカルシウムが減るので虫歯になりやすいと聞きましたが
歯のないところがあっても不便はないのですが、問題があるのでしょうか?
8020(ハチマルニイマル)運動って?
歯周病(歯槽膿漏)は治るのでしょうか?
歯周病の予防方法は?
乳児の歯のみがき方は?
2才児ですが、指シャブリをやめません。どうすればよいでしょうか?
フッ素を塗ればむし歯にならないのですか?
親知らずが生えかけてきましたが、抜かなければいけないでしょうか?
治療した歯がしみますが大丈夫?
小学校1年の子供ですが、上の前歯2本の間に隙間がありますが、歯科矯正しなければいけませんか?
その他のご質問は随時受付いたします。
特に多いご質問はこちらのページに掲載いたします。
歯に関することでしたらなんでも結構ですのでsysope@kashi.or.jpまでどんどんご質問ください。


保険外診療を勧められましたがなぜ保険が利かないの?
保険診療はある一定の枠組みの中でしか治療が認められないいわゆる制限診療です。 特殊な技術やより良い材料を必要とする処置は保険の対象外となってしまいます。
例えば前歯をかぶせる場合歯と同じような色の樹脂製のクラウンが保険で出来ますが奥歯にそれを入れるとなる と保険外となります。 また同じ前歯でもより自然の歯に近いセラミック製の歯(メタルボンド)にする場合も保険外になります。他に詰め物 (インレー)等を貴金属にする場合、インプラント(人工歯根)、歯列矯正、金属床義歯、歯牙移植等がありますが 一部保険の利く場合もあります。
いずれにせよ貴方の望まれていることと処置の必要性や金額についておかかりになっている歯医者さんと良くご 相談して下さい。

虫歯がしみなくなったけど自然に治ったの?
虫歯は原則的に自然治癒することはありません。しみていたのが無くなったという場合病状が 沈静化しただけの場合もありますが、より悪化して歯髄(いわゆる神経)全体が壊死を起こしている可能性もあります。その場合、病変が歯根の先の骨にまで及ぶようになってきますから、安易に治ったなどと考えず速やかに 受診して下さい。

寝たきりのおじいちゃんの歯が痛いのですが?
医院によっては訪問診療(往診)を受け付けてくれる場合もありますので問い合わせてみて下さい。またケアーマネージャやホームヘルパーや保健婦さんが知っている場合もありますので聞いてみるのも一法でしょう。
なお訪問診療では通院の場合とは異なり診療器具等の関係で治療できる内容が制限される場合もありますのでご 了解下さい。

麻酔注射した翌日唇が腫れたのですが?
麻酔が覚めきらず唇の感覚がないときに誤って唇とか頬の粘膜を噛んでしまった可能性が高いと思われます。通常はそのまま何もしなくても治りますが必要によっては化膿止めを投与したりする事もあります。

歯磨き粉って使わない方がよいと聞いたけど?
色々な考え方があるのですがここでは一応「使っても悪くはないが最小限で」とお答えしておきます。歯磨き粉には香料や発泡剤が配合されており磨いた後スッキリする反面充分磨けていなくても奇麗になったように錯覚してしまう方がいます。また研磨剤が配合されているため大量に付けてゴシゴシ擦れば歯を摩耗させる一因にもなってしまいます。これらのことが歯磨き粉を使わずに歯磨き指導を行う場合が多い理由です。一方で日常歯磨き粉を使用していない場合、研磨剤の効果がないため歯に茶渋のような沈着物が付着してくることもあります。また最近の多くの歯磨き粉にはフッ素が配合されており予防の効果も多少は期待できますが、歯垢を取るには歯ブラシの毛先がきちんと歯にあたっていることが重要なことで、あまり○○配合とか××効果をといったうたい文句を過信しないことが肝心です。

学校でフッ素のうがいをやっているが安全なの?
現在小学校を中心に行われているフッ素洗口法は極めて安全性が高く効果のある虫歯の予防法です。むろんどんな物質でも、仮にそれが塩やビタミンでさえ過剰に摂取すると当然障害が起きフッ素に関しても例外ではありません。しかしフッ素洗口法ではたとえ間違えて飲み込んでも安全な濃度に調整されています。フッ素洗口法は1945年にアメリカで始まって以来現在までの研究結果から有害性がないことが証明されておりまさに「孫子の代まで」の安全性が確認された予防法と言えます。ちなみに本邦では全国2000以上の施設で20万人以上の園児、学童がフッ素洗口法を使った予防を行っています。

遊具にぶつかり前歯が抜けてしまったのですが。
まず慌てずに歯を探して下さい。砂や土が付いていたら決して擦らないで水できれいに洗い流して下さい。
もし可能ならそのままそっと抜けたところに戻して、速やかに歯医者さんへ行って下さい。痛かったりして無理な場合にはその歯を乾燥させない事が重要です。学校等であれば保健室に生理食塩水(生食)を置いているところもありますし、薬局や眼鏡屋(コンタクト用がある)で生食を買ってきてその中に浸けて持参し受診します。それも無理な場合はやむおえないので牛乳に浸けるという手もありますが、水道水やミネラルウォーターは浸透圧の関係で長時間浸けることはお勧めできません。
条件がよければくっつくこともありますのですみやかに処置を受けて下さい。

むし歯が痛いのですが肩こりから来ているのでしょうか?
むしろ逆でしょう。むし歯や歯周炎で痛いとそちらの方をよけて噛むようになります。噛む時に使う周囲の筋肉(肩までの筋肉が加わっています)がバランスを失い、一方だけの筋肉に負担が掛かります。またつい痛い側に頭を傾け患部に手を添えたりしがちでこれらの結果肩が凝ったと考えられます。

妊娠したらカルシウムが減るので虫歯になりやすいと聞きましたが
妊娠中の母親がむし歯になり易いのは確かですが、骨とは違い一旦完成した歯からはほどんどカルシウムは出て行きません。
理由としてつわりの期間は歯ブラシを口の中に入れるのも困難になり、口の中にたくさんの歯垢が残る可能性が大きいこと、主食よりも歯垢が増加する甘いものなどによる食事の偏ることが上げられます。またホルモンの関係などで口の中の酸度も高まることも一因といわれています。同様の理由で歯肉も腫れやすくなってきますので妊娠が分かったら是非歯科医院を訪ねて、妊娠中の歯の清掃方法を教わったり安定期のうちにや虫歯の治療をすませましょう。

歯のないところがあっても不便はないのですが、問題があるのでしょうか?
確かに数本までであれば日常生活には支障を感じない方もいらっしゃいます。
しかし歯が無くなることによってその両隣の歯が支えを失い空いたスペースに倒れてきます。また噛み合わせのなくなった相手の歯(上の歯なら下の歯)が延びて突出してきて歯列のバランスが崩れてしまいます。また歯のある方の側だけで長い間食事をしていると左右の筋肉も不調和になり、顎の骨の変形や顎の関節の負担も偏るという報告もありますので、不便は感じなくても歯のないところは何らかの形で補っておく必要があります。

8020(ハチマルニイマル)運動って?
高齢化社会に向かい老人の生活における質の向上を確保するため、厚生省、日本歯科医師会が主体となり「80歳で20本以上の歯を残して、豊かな食生活を楽しんでいただき、活力ある高齢時代を築く」を目標に全国的に推進している運動です。

歯周病(歯槽膿漏)は治るのでしょうか?
結論からいいますと、症状(歯ぐきの腫れ、排膿)、歯周ポケットの改善という面から言いますと治ると言えるのですが、破壊された歯槽骨は元に戻りませんので、本来の健全な状態と同じようにはならないという面から考えると治らないと言えるかもしれません。しかし、進行した歯周病でも(ぐらぐらになってしまった歯はだめですが)、適切な治療と、ブラッシングにより、健康な歯肉に戻り、進行を止めることが出来ますのであきらめずに、歯科医師にご相談下さい。

歯周病の予防方法は?
歯を喪失する原因の7割が歯周病と言われていますが、歯周病は痛みなどの自覚症状がなく進行します。歯の動揺、歯肉の腫れ、等の自覚症状が出た時はかなり進行していると考えられます。そうならない為には、定期的な歯周病検査、歯石除去と毎日のプラークコントロール(歯みがき)がかかせません。特にブラッシングが大切で、歯周病の予防、治療は歯のみがき方1つにかかっているといっても過言ではないでしょう。

乳児の歯のみがき方は?
生後6ヶ月位から歯が生えてきますが、乳前歯の時期は、ガーゼ等の柔らかい物で拭いてやればいいでしょう。第1乳臼歯が生えてくる頃より、歯ブラシやブクブクうがいに慣れるように練習しましょう。第2乳臼歯が生える2才過ぎ頃からは歯ブラシを習慣づけるようにしましょう。

2才児ですが、指シャブリをやめません。どうすればよいでしょうか?
お母さんのお腹の中で胎児は指をくわえて丸くなっていますので、指シャブリは本能と考えられますが、3才を過ぎての指シャブリは悪習癖と考えて下さい。何かに熱中している時は指シャブリをしませんので、興味のあるものを探してみて下さい。無理矢理禁止するのは考え物です。指シャブリが永く続きますと、歯並び、顎の骨の成長に悪影響を及ぼしますので、なるべく早く止めさせたいものです。

フッ素を塗ればむし歯にならないのですか?
フッ素を塗布することによって歯質の強化をはかることが出来るため、むし歯になり難くすることは出来ますが、フッ素を塗ったから大丈夫をいうことはありません。正しい食生活と適切な歯や口の清掃を心がけましょう。

親知らずが生えかけてきましたが、抜かなければいけないでしょうか?
正常に生えてくれば抜く必要はありませんが、現代人は顎が小さくなってきている為、正常に生えてこないことが多くなっています。そのため、周りの歯や歯肉、骨に悪い影響が出ている場合がよくあります。 時には、歯並びに悪影響を及ぼす場合もあります。こういう場合は抜いた方が良いと思います。

治療した歯がしみますが大丈夫?
神経を取らずに治療した歯は治療後しばらくしみることがあります。細菌がより深くまで進入していたこと等が原因なら、改めて神経を取らねばならない症例もありますが、歯を削ったことで一時的に知覚が亢進して過敏になっているだけの場合は自然と消退することが多いようです。
もちろん神経を取ればしみなくはなりますが、強い痛みでないならば1,2ヶ月様子を見るのが良いでしょう。

小学校1年の子供ですが、上の前歯2本の間に隙間がありますが、
歯科矯正しなければいけませんか?
上の前歯が生えてくるときには、間が開いて出てきますのでこれは自然の生え方です。隣の永久歯が生える頃にはだんだんと寄ってきて歯と歯との間の隙間は無くなってくるのが通常です。しかし他の原因(余分な歯が埋まっているとか、小帯の異常など)で歯がよらないことがあります。また、間隙の程度や歯の開いた方向が正常の範囲かどうかを確かめるためにも一度歯医者さんに診て貰った方が安心です。



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