公益社団法人 香川県歯科医師会
8020協力会員の皆様

毎月、多くの協力会員の皆様からの活動報告をいただき、大変ありがとうございます。
今月も、8020協力会員として、ご家族・地域の皆様に歯とお口の健康の大切さについて話していただき、なお一層8020運動の輪を広げていただきますようお願いします。

コラム・イベント情報と活動報告

コラム「歯の欠損を放置しておくと?

歯が欠損する原因には、歯周病、むし歯、外傷などが挙げられます。特に高齢者は、歯周病や根面(歯の根の部分)のむし歯が進行して、歯を欠損する原因となっています。歯が1本くらいなくても問題ないのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、歯が欠損していると、実はさまざまな問題を生じることが知られています。

例えば、欠損した歯をそのままの状態にしておくと、欠損した隣の歯が、欠損したほうに向かって傾いてきやすく、歯が部分的に重なってしまうことがあります。また、奥歯の欠損などがあると、歯がかみ合わず、食べ物が噛みづらくなります。このような状態が続くと、食べ物が歯と歯の間にはさまりやすくなったり、食べ物をしっかり噛み砕けなくなります。そのままさらに放置すると、かみ合わせが大きくずれてしまったり、歯周病、むし歯の発生や進行を助長して、その後の歯科治療をさらに複雑にしてしまうことになります。

よって、口腔内の状態を良好に保つためには、入れ歯やブリッジ、インプラントなどによって欠損をもとの状態に戻すことが大切です。東北大学大学院歯学研究科・国際歯科保健学分野の竹内研時准教授、原田真奈実助教らの研究グループはこの度の研究で、歯を喪失した65歳以上の高齢者について補綴治療(歯の欠損部を噛める状態に戻すこと)とQOL(生活の質・ある人がどれだけ人間らしい生活 や自分らしい生活を送り、人生 に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念)の関係を分析したところ、義歯(入れ歯)やブリッジの使用が、歯の本数に関わらずQOLの改善に寄与することが明らかになったそうです。

少々不便と思いながら生活するのではなく、快適に不満のない生活を送るためにも、歯の欠損は早めに治しておいてはいかがでしょうか。

イベント情報

香川県歯科医療専門学校推薦入試一期募集のご案内

  • 時代と共にその必要性がますます高まっているお口のケアのプロフェッショナル「歯科衛生士
  • パソコンソフトを駆使して技工物のデザインから作製までをオシャレにこなす「歯科技工士

生涯を通じて求められる仕事に就いてみませんか?

公益社団法人香川県歯科医師会立香川県歯科医療専門学校では9月21日(日)に推薦入試一期試験を行います。選考方法は高校の調査書、推薦書のほか、指定校推薦は面接のみ、公募制推薦が面接および小論文となっています。

小論文のテーマは下記ホームページに掲示してありますので、対策に役立ててください。

香川県歯科医療専門学校 https://www.shikasen.ac.jp/

願書受付期間は9月1日(月)〜9月11日(木)です。お早めに担任、進路指導の先生等とご相談ください。

香川県歯科医療専門学校ではInstagram(kagawashikasen)で学校の情報発信を行っています。ぜひご覧ください。

第33回高齢者イイ歯のコンクールのお知らせ

11月8日は「イイ歯の日」。11月9日(日)に「高齢者イイ歯のコンクール」が開かれます。

県内在住の80歳以上で20本以上の自分の歯を有する方を歯科医院で推薦、審査の結果、表彰を行います。10月10日(金)が歯科医院からの応募締切となっています。

ご自身あるいはお知り合いで、歯の健康には自信があるという方がいらっしゃいましたら、是非かかりつけの香川県歯科医師会会員歯科医院でお尋ね下さい。

香川県県民公開講座「高齢者の歯科口腔疾患における病態と自然医学」
〜自然医学療法でお口と身体を改善するから健康長寿〜

日時 9月28日(日)10:00〜11:20
場所 香川県歯科医療専門学校7階8020ホール
対象 香川県民
申し込み 香川県歯科医師会ホームページから(定員100名、先着順)
https://www.kashi.or.jp/koukai_kouza/
締め切り 9月21日(日)必着
講師 九州歯科大学名誉教授 柿木 保明 先生

我が国の高齢化率は約30%となり、悪性腫瘍や高血圧、糖尿病、高脂血症、腰痛などの疾患や症状を呈する高齢者が増加している。

口腔内も同様で、複雑な症状の患者が増えています。半世紀前と比べると、口腔乾燥症、舌痛症、口内炎、顎関節症、肩こり、口腔がん、食いしばり、噛みにくい、義歯が合わない、飲み込みの障害などの病気や症状が増えています。これらの病気や症状は、口から身体に入るもので作られているといっても過言ではありません。

ヒトは、5憶年前は魚でした。その魚が自然界に適応して進化して、600万年前にヒトになりました。健康の秘訣は自然界にあります。草で楽になるのが「薬」の語源で、英語のDrugもDry Harb(乾燥したハーブ)が語源です。化学物質で症状は一時的に改善しますが、根本から治すわけではありません。免疫力を高める化学物質はありません。免疫力は自然の恵みで向上します。

今回は、高齢者の口腔や身体にみられる不調や症状を、自然の恵みを利用して改善する方法についてお話ししたいと思います。とくに、日常生活の場で活用できる薬効植物や野菜、漢方薬、薬膳、クリニカルマッサージなどの徒手療法、アロマオイルの芳香療法などの自然医学療法について紹介し、健康長寿を目指す方法をご紹介します。

地域での活動報告

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地域での活動報告
地域で歯の健康についての啓発活動をした人は、日時、対象人数、活動内容をお書きください。

FAXでも、受け付けます。
その際は、氏名、連絡先を忘れずにお願いします。

香川県歯科医師会
〒760-0020
高松市錦町2丁目8番38号
電話 087-851-4965
FAX 087-822-4948

  

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